とんとかいも日記

現在『試運転中』です

動画編集はいつの時代も大変〜第三夜〜

むかしね。動画編集は大変だったんだよっていうおはなし

 第三夜

DVテープは、家庭用ビデオでキレイに編集が出来て”キレイに残す”ことが出来るようになったという意味で、オレにとって、デジタルでの動画編集の基礎だったと思うんだ。そして大がかりなビデオ編集機材っをそろえなくても性能のいいパソコンさえ持っていれば誰でもビデオ編集ができると言う時代をもたらしたのはすごい。(ビデオ業者には痛かったろうなぁ)

ちなみに、そのDVテープが一般化するまでには、変わった家庭用ビデオカメラがたくさん発売されている。動画の記録媒体に8cm CDハードディスクを使ったものもあったのだ。考えてみれば、CDやハードディスクという精密機器家庭用ビデオカメラに搭載しようなんて、メーカーの設計者はマジ大変だったろうなと思うわ。

ただ自分としてはそれらに信頼性の問題があったり、編集向けの記録方式とはちょっと違うと思ったんで、面白いと思いながらも、手を出さないままだったんだよね。(ひとつぐらい買っとけば良かったなぁ。)

パソコンで編集 その2 2005年前後

(パソコンの進化・高性能化)

DVテープ全盛の時代

前にも書いたけど、子どもが小さかった頃をデジタル記録で残せたことは幸いだったな。そのおかげで20年以上経った今でも撮影したときのままのクオリティーで動画が保管されているよ。(定期的に新しい媒体にコピーしているのよ。劣化しない。)

この時代は、ビデオ編集はパソコンを使ってやる作業だということが当たり前になった時代だ。編集作業も「なんとか動く」から「やりたいことが出来る」へと進化発展してきた時期でもあるね。

オレは仕事柄もあってパソコンをグレードアップを頻繁にやっていたけど、編集ソフトの機能アップもあって、ビデオ編集がどんどん快適になっていくんだ。数年前まで一晩がかりで読み込んでいたというのがウソのようになった。パソコンの性能を倍々で上がっていったというのも大きいとおもう。

ただオレは、編集ソフトの信頼性には苦労していて、個人向けの編集ソフトはどのメーカーのものも多少なりと不安定さがみられて、気を遣いながら編集を行うことが多かったなぁ。

ただ、パソコンのOSについては、発売当初頃には「酷評」されていたWindows XPが、時が経つにつれ評価が高まっていき、最終的には十分に成熟した環境を提供できていたのは印象的だったな。

 

パソコンで編集 その3 2010年前後

(ハイビジョンの登場とWindowsの混乱)

さて、この時期に大きな転換点があった。デジタルハイビジョン(フルHD

ハイビジョンはずいぶん以前から一部のマニアックな層には大きな反響を得ていたものだが、一般の人にとってはそんなものもあるよね」「それおいしいの?」という反応だった。なにしろハイビジョン対応TV(液晶もプラズマも)はすっげぇ高かった。それが、地上波アナログ放送の停波が決まって、みんなどんどんハイビジョンTVを買い替えたんだね。

そしてハイビジョンを見た人はみんな思ったはずだ。キレイすぎる!もう戻れねぇ。

で、オレもそうだったけど、もっと衝撃を受けたのは、それまで十分にキレイと思ってたはずのDVテープの画質のひどさだ。ハイビジョンTVの画面にDVテープ(DVD)を写したときのひどさ。このショックと言ったらもぉ…ボケボケでとても観られたものではなかったのだよ。

ハイビジョンTVの低価格化が急速に進んだこともあって、家庭のTVは、アナログ地上波の放送終了(2011年7月)を待たずに、あっという間にハイビジョンのフルHDに替わってしまう。そしてこれは、DVでの動画編集の画質を陳腐化させただけでなく、それまでのビデオカメラをあっという間に時代遅れにしてしまった。

これはビデオ編集パソコンには致命的だった。あれほど快適に使えてたビデオ編集用パソコンが、フルHDでの編集では激遅になった。(フルHDのビデオ編集以外は、すごく快適に動くのが恨めしい)仕方なくオレはビデオ編集用パソコンを新たに組み直したんだ。仕事柄、最新のOS環境が必要用だったことも理由だが、よしコレでしばらくはOK。…と、その時は思った。

ところがだよ。まさかと言うことが起きるんだ。Windowsの度重なるバージョンアップだ。

Windows XPの後期版(sp2)以降、ほぼ年ごとにOSの大きなバージョンがリリースされることになる。

バージョンアップするとHDDだ、メモリだ、グラフィックスボードだ…と、パソコンの性能が足りなくなってくるんだ。そして、いちばん酷かったバージョンアップがWindows Vistaだった。その動作要件は非常に高く、組み直したばかりのパソコンでもそのままでは追いつかない。メモリの倍増とCPUの交換とグラフィックボードのグレーソアップという、パーツの変更で、なんとか凌ぐことは出来たが、そうまでしないと今までのパソコンが使えないと言うのには正直な話、呆れた。本末転倒だ「オレはビデオの編集がやりたいんだよ。」

結局オレはWindows7へのバージョンアップを機にビデオ編集が快適に動作するマシンを組んだ後、自作”パソコン”での性能を追求することを止めた。(多分、Windowsにつきあっていくのに疲れたんだな)

結果的にWindows7は非常に評価の高いOSとなり長く使われることになるんだ。そしてこのマシンも、一昨年までサブマシンとして現役で動いいたんだよ!

ちなみにWindows7に標準搭載されていた「ムービーメーカー」は非常に安定して動作し、1カメの簡単な編集であれば市販のソフトは要らないくらいに、よく出来たソフトだったことは付記しておきたい。

で、それからどうしたのって? Macを買ったんだわ。

はい、じゃぁ今日はこのへんまでにしようか…。

 

次回は、Macでのビデオ編集と、iPhoneやスチルカメラをつかうようになったおはなしの予定だよ

今日見かけた花
いい香り