とんとかいも日記

現在『試運転中』です

動画編集はいつの時代も大変〜第二夜〜

むかしね。動画編集は大変だったんだよっていうおはなし

第二夜

パソコンで、動画が扱えるようになったのは、Windows95が出てからしばらく経ってからだったなぁ。(Windows3.1の頃でも”可能ではあった”けど)でも、出来る事はCD-ROM等のコンテンツやVideo CDを観るするくらいしかたいして使い道は無かったと思う。

自分の撮った動画を扱える=ビデオ編集が出来るようになったのはいつ頃だったかと、ちょっと記録を見返してみたら1998年夏に組み立てた「自作パソコン2号」からだったようだ。

パソコンでのビデオ編集がなんとか実用的になってきたのは、ビデオカメラのテープが「8ミリビデオ」から「DVテープ」(厳密にはminiDV)に変わったことだろうか。でも、自分にとってはそれよりももっと大きなきっかけが。

 子どもが生まれちゃったの😅

ビデオを撮る理由として、これ以上に大きな動機づけは無いよね。おかげで、1999年生まれの長男坊は産声の瞬間から、デジタル記録が残ってるんだな。

 

8ミリビデオで編集

(1980年代後半〜1990年代半ば)

少し遡ろう。8ミリビデオと言うものが出来た。アナログ記録の小型のビデオテープだ。おかげでビデオカメラが小型化されて肩から下げる重たいデッキは、もう必要無くなった。でもビデオの編集方法は変わらず、ダビング方式しかない。ただこの頃は撮リ方も工夫するようになったので、最初から編集が少なくて済むよう意識して撮るようになったのよ。この時期はビデオ編集の出番は少なくなったなぁ。

ちなみに、ビデオカメラが普通になったこの頃でも、学生の自主製作映画等は、絶対に編集が必要なので、あえて8ミリフィルムで撮っていたのよね。ビデオでダビング編集すると画質が極端に落ちちゃう。それにビデオだと上映会で映写できないと言う理由でね。

 

パソコンで編集 その1

(1990年半ば〜2000年代半ば DVテープ)

Windows95ブームで突然”パソコン”が一般化。この頃から使えるものがどんどん出始めてきたな。一般化の恩恵だね。

まず、パソコンに装着できるビデオキャプチャボードというものが出現した。ビデオ動画をパソコンに取り込む機器だ。でも、個人で買えるものは画質の劣化が激しくてとても編集には使えない代物だったなぁ。(買う気は起きなかったなぁ)

オレが動画編集にパソコンを使い出したのはDVテープが出てからだ。デジタル記録の威力をモロに感じたね。”基本的”にパソコンに取り込んでも劣化せず劣化を抑えてテープに書き戻せる(当時の最終的な出力先はDVやVHSというテープだったからね。動画はTVで見るしか方法が無かったんだよ)

このDVテープでも当初はテープ一本まるごとの取り込みが基本だった。取り込んだ動画をパソコンで再生しながら「手動で」各シーンを切り分けていくの。これ、ホント大変だったのよ。マジ地獄だから。当然取り扱うファイルサイズが巨大になって高性能のパソコンでも悲鳴を上げるし。

そんなときビデオ編集製品のの決定版が発売されるんだ。動画の取り込み時にシーンごとに分割して取り込める機能が付いたカノープスのDV Raptor。DVキャプチャボードと簡単な編集ソフトがセットが発売されたんだ。ちょうどWindows98が出た直後だったと思う。

子どもの件もあって値段も見ずに飛びついた。(しばらくの間、お小遣いが大幅減額😭)

コレほんとすごかった。取り込みに時間はかかるけど、それは夜中に放っておけばコンピュータが自動でやってくれるから無問題。

編集の効率が格段に上がったよ。まさにパソコンらしい機能だと思った。

そしてパソコンでのビデオ編集のことを”ノンリニア編集”と言うようになったのはこの頃からだ。

むかしの編集方法は一方向のみで、始→終への一方通行。後から途中にシーンを割り込ませるなんて業務用機器を使わない限りできない。つまりリニアな編集だったわけね。デジタルビデオとパソコンのおかげで、ノンリニア編集という全く新しい自由な編集作業が出来るようになったんだ。

ちなみに、この頃に使っていた編集ソフトはDV Rapterに付属していた「MediaStudio」だったんだが、これがかなり不安定なソフトだったのよ。編集中はヒヤヒヤしながらで、小まめな保存を心がけてたな。そんなこともあってパソコンのビデオ編集環境を見直さないと…と思い始めたんだ。いやほんと、ビデオ編集は余計なお金がかかる…。

はい、じゃぁ今日はこのへんまでにしようか…。

《続く》

今日も天気がわるいんで、家にこもってました
機械が「自動でやってくれる」ってのはイイですね