せっかくなので、ブログ再開ついでに一本書きました。
2010年4月にAppleがタブレット”iPad"を発表しました。それから14年余り。自分がiPadを使い始めて13年が経ちました。初めて買ったタブレットは”iPad 2”で、当時は4万ていどで買えた記憶があります。発表当時のiPad=タブレットは「海のものとも山のものともしれない」ヘンテコな端末という印象だったのをよく覚えています。
で、今日は古いiPad Pro 9.7インチのお話し。
iPadも世代を重ねて、世間でも格安Androidタブレットが沢山出てきて、iPadも第4世代と代を重ね、初のProモデルとして12.9インチが発売。Air や mini のラインナップが揃ってきた頃です。
そんな中、Pad Pro 9.7インチ(2016)が発売されました。2万円程度の”安かろう悪かろう”格安Androidタブレットがあるなかで、当時としては超高額、10万円近い価格だったと思います。
当時使っていたiPad 2が早くも性能不足を感じていた時でした。外でも使いたいという理由から今度はcellularモデルだと決めて、行きつけのソフトバンクのお店で購入したはずです。勢いで買ってしまいました。
それから早いもので使い始めて8年が経ちました。
自分のiPadとしては3台目になります。cellularモデルを選んだのは正解でした。仕事では大活躍。GPSが使えるので、出先で地図アプリがフル活用できたのは良かったですね。もちろん地図はiPhoneでも使えるんですが、いちど大画面で見るとスマホの小さな画面にはもう戻れません。自分にとってタブレットのキラーアプリは地図だったですね。
そして当時は、まだのiPadの認知ども今ほどでは無く、商談などでiPadを使ってカタログや資料を見てもらい一通りの説明が終わったあと、必ず「それ、何?」って言う話になることもしばしば。(メインの商談のついでに何台も買ってもらえましたww)
それから長い間使って来れたiPad Pro 9.7インチですが、これの良かったと思ったところは
- 充電が早い
- スピーカー(4スピーカー)の音質
- 強力なGPU
充電が早い
出先での利用が多かったこともあり、そこそこバッテリ消費が大きい使い方だったですね。それでも昼休みの間に充電しておけば、ほぼ100%まで充電を回復できたのは嬉しかったですね。今では普通のことですが、iPad 2では充電に時間がかかり、こうはいかなかったです
スピーカー
コレはビックリしました。初めて音楽を再生したときには衝撃を受けましたねで。「外付けスピーカー要らんやん」ていうか、BGM再生ならコレだけでよくね?って感じでした。Apple製品は以前から他社製品よりスピーカーの音質が秀でてましたが、さらに上を行くモノでしたね。さらに、画面が縦でも横でも、自動的にスピーカーが切り替わってステレオ再生される点も画期的でしたよ。(当時、唯一)
強力なGPU。
これはこのiPad Proの長寿命の一助になったと思います。購入当初はiMoveがサクサク動くことにビックリし、マップがヌルヌルなのに感動したものです。そして家族がお正月やお盆に集まったとき、その日に撮った写真やビデオをその場で軽く編集して、夜の宴会で一杯呑みながらApple TV経由でTVに写して皆で見ると盛り上がったもんです。また、第一線を退いてサブ機としてからも、しばらくはニュースサイトの閲覧やカーナビでの利用でキビキビと使えたのはGPUの表示能力のおかげだと思います。
他にもApple Pencil対応などの目新しい点は、当時としては新鮮でしたね。自分も意識して紙のノート代わりに使おうとがんばってみたもんです。今でこそGood Note等、たくさんの使いやすいアプリがありますが、当時はアプリの充実もこれから…という感じでなかなか使いこなせなかったです。本格的にPensilを使えだしたのはPro 11に乗り換えてからかな。
一方、残念な点も
- たった一年後にモデルチェンジで狭額大画面化(→10.5インチ)
- メモリが2GB
9.7インチは今見るとお画面の縁が太く、さすがに古臭い印象です。翌年に発売されたPro 10.5インチは大幅に狭額化された10.5インチに大画面化されました。ホームボタンはさておき、随分垢抜けした印象を受けます。そのデザインは先代のiPad 第9世代までも引き継がれている息の長いものとなっています。
メモリ2GBについては残念の一言。iPro12.9インチは4GB搭載なのにPro 9.7インチはなぜか半減。たぶんコストダウンのためだろうと当時のレビュアーも言及していました。ただ購入当時は不足など全く感じずに済んだのは確かです。が、しかし。ソレが効いてきたのはここ数年のこと。第一線を退いてからの方が大きかったですね。メモリ食いの新しいカーナビアプリなどが突然落ちたり、Chromeの起動や動作がモタついたりすることが度々。
じつは、後継の10.5インチは倍増の4GB。(価格は上がりましたが)Pro9.7の弱点をほぼ解消されて出てきました。たぶんPro10.5インチは、今でもサブ機として十分に実用になってるはずです。
そんなiPad Pro 9.7インチも2018年に割賦支払いが終わると共に買い替えた、後継のPro 11インチに主役の座を譲ることになります。(この"11インチ"は、まさに”傑作機”だと思います)
以来Pro9.7インチは、自宅でのニュースアプリの閲覧やYoutube視聴用として使ってきましたが、iPad mini 2がカーナビ利用に耐えられなくなって以降、カーナビ用として役割転換。2年くらいがんばってもらいましたが、夏場の炎天下でうっかり社内に放置しちゃって「高温注意」表示が出る失敗を多々やらかしたせいか、ついにバッテリがヘタって起動に障害が出るようになっちゃいました。
残念ながらカーナビ用とではお役御免。(その後カーナビは型落ちのAndroidタブレットを使ってますが、操作感はiPad Proのほうが快適に感じます)
今、iPad Pro 9.7インチの余生は机上のサブモニタ。電源にさえ繋いでいればなんとか使えそうなので、Macbook Proのサブモニタとして使ってみようといろいろ試してるところです。
なんと、この古い機種でもApple純正機能のSideCarやユニバーサルコントロールが使えるんですよ。それが救いとなってます。
と、いうことで、iPad Pro 9.7インチちゃんは、もう少し頑張れるかな?