むかしね。インターネットが始まったばかりの頃のおはなし。
と言っても、1990年代後半だったかな。個人でもインターネット上にホームページが開設できるサービスが始まったんだ。新しい物好きだったオレは、さっそく飛びついてやってみた。
”パソ通”は80年代からやってたんだけど、それはサービスの中だけでの閉じた世界。インターネットは世界中に開放された世界だっていうけど、まだピンときてなかったってのが正直なところだったわな。
で、どうやってホームページを作ったんだというと、この『はてブ』のような出来上がってるサービスなんてないし、もちろん『ホームページビルダー』(これさえ、知ってる人はもういないかな)のような便利なソフトなんてまだ無い頃だよ。で、どうするかというと、本屋さんでHTML入門みたいな本を探してきて、先ず勉強からだわ。
それからポチポチとHTMLタグを「メモ帳」で打ち始めて、当時のブラウザ(モザイク)で、ちゃんと表示できるかを何度も確かめながら修正していく。平行してインターネットが使えるブロバイダーが近隣にサービス開始と聞き、さっそく契約。管理者さんに連絡を取って、ホームページ開設の準備をしてもらった。
当時はプロバイダーの管理者さんとも個人的にメールでやり取りできる時代だったんで、何度か指導してもらったり、間違えてあげ損なったHTMLファイルを削除してもらったりとか、個人的に随分迷惑かけたと思う。
苦労しながらもなんとか仕上げたindex.hlmlファイルを転送。
http:なんたら…と打ち込んで、自分のPCの画面にホームページが表示されたときは嬉しかったなぁ。
「これって世界中から見られるんだよね」なんか、興奮しちゃってさ、皆に触れ回ったんだけど、当時、ホームページが見られるようなパソコンとネット環境を持っている人って、周りに数人しか居なかったんだよねww
と、まぁこんな感じで「むかし」を思い出しながら、40年余りため込んだ話などを徒然な写真とを交えて、ボツボツ綴っていこうかなと。たまには、新しい話を織り交ぜながらね。